欧州の馬肉混入スキャンダル、渦中の食品会社2社が法的措置へ【調理食品・加工食品コンサルタント日記】

材料の偽装は確かに大きな問題ですが、
この問題をさらに大きなものにした背景には、
馬肉を食べることをタブー視する社会通念があったのですね。

調べてみると、イギリスでは、
食用馬肉の屠畜と消費は法律で禁じられていないものの、
食糧難の時期を除き馬肉食はタブーとなっている、とのこと。

材料の偽装だけでも深刻な問題にもかかわらず、
食習慣の禁忌を犯す材料であった場合、これがどう決着するか。
要注目ですね。

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欧州の馬肉混入スキャンダル、渦中の食品会社2社が法的措置へ
2013年02月10日 13:16 発信地:ロンドン/英国


【2月10日 AFP】牛肉を材料としているとして販売されていた食品に馬肉が混入していたことが発覚した欧州の食品スキャンダルが広がりを見せている。

 英当局は7日、欧州系スーパーのアルディ(Aldi)で販売された欧州冷凍食品大手フィンダス(Findus)のビーフラザニアおよび2つの食品に、馬肉が最大で100%使われていたと発表した。その後、フランスとスウェーデンでも馬肉を含む製品が見つかり、関係国政府は犯罪行為の疑いもあると発表している。

 問題のビーフラザニアは仏食品会社Comigelが、仏食肉加工会社Spangheroから仕入れた肉を使って製造していた。Comigelの会長はSpangheroから仕入れた肉は100%フランス産の牛肉だったと信じていたと語った。

 Spangheroによるとこの肉はキプロスの業者とその下請けのオランダの業者を通じてルーマニアの食肉処理場から入手したもの。ルーマニアの農業省は9日、この件で国内2か所の食肉処理場を緊急調査する方針を明らかにした。

■渦中の食品会社は法的措置を取る姿勢

 フィンダスは9日、フランスで11日に被疑者不詳で告訴すると発表した。Spangheroも同日、ルーマニアの供給業者を提訴する姿勢を示した。

 フィンダスの英国法人は、これまでに行った内部調査でビーフラザニアに馬肉が含まれていたのは「偶発的ではない」ことを強く示唆する結果が得られたと発表。契約書で決められた通りの製品の供給を受けなかったとして、法律家らと今後の対応を検討していると発表した。

 馬肉は牛肉よりも脂肪分が少なくヘルシーだとして欧州各地で食べられているが、英国では馬肉を食べるのはタブーになっている。

 専門家は、規制を受けずに流通した一部の馬肉に微量のフェニルブタゾンが残留している恐れがあると懸念している。フェニルブタゾンは獣医の間で広く使われている鎮痛剤で、人間が摂取するとまれに深刻な血液異常を引き起こすことがある。(c)AFP/Danny Kemp

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