タイ(バンコク)にて 海外進出に関する考察【調理食品・加工食品コンサルタント日記】

先週末、バンコクに海外研修に行ってまいりました。
バンコク銀行の責任者、ダイソーの現地法人責任者様のご公演、
現地の商業施設の視察等、
ここでしか得られない体験・経験を数多く体験することが出来ました。

中でも、そうした体験・経験を通じ最も参考になった点は、『日本企業の海外進出の方向性に関して従来とは違ったアプローチ方法があるのではないか』ということです。

というのは、こういうことです。

従来、国内企業の海外進出、特にアジア圏への海外進出という場合、
日本国内でも圧倒的なブランド力を有する企業のアッパーなブランドの商品・サービスを、
現地の日本人や富裕層に対して販売する、
というアプローチが一般的であったように思われます。

けれども、今回のバンコク研修にて、
うかがった講演内容や現地商業施設で賑わう店舗を見るとこの仮説は。
ピントを外していたといわざるを得ない。

というのは、バンコク等のアジア主要都市において、
『日本の企業というブランドを活用する』ことで、
日本国内では生き残りが難しい企業であっても、
勝ち残っていくことが可能なのではないかと考えられたためです。

そうした取り組みを行なっていた企業としては、
具体的には、
①日本国内では高いブランド力を有しているとはいいがたい国内ラーメンFCが、
各商業施設の主要立地に出店でき賑わいを見せていること。
②日本国内では廉価な価格帯の商品を扱うダイソーが、
高級路線の店舗内装飾を実施・現地の方から評価され繁盛していること。

などが挙げられます。

加えて、バンコクにおいて、
価格設定が日本国内は同等もしくは日本以上の価格設定がなされていました。

所得水準が日本国内大きく異なるにもかかわらず、
現地日本人のみならずタイ人の客が少なくないことも見逃せません。

具体的には、ダイソーが60バーツというタイとしては非常に高額な設定をしていること、
これが日本国内の価格の1.8倍程度であることが挙げられます。

このことから、国内に比べ平均所得の少なさから、
市場が小さく海外進出を差し控えるという考え方はナンセンスだと感じました。

もちろん、日本国内で一番化できるのであればそれに越したことはないものの、
それが難しいのであれば、
日本の企業というブランドを活用しながらいち早く海外に出店を果たすことで、
当該地域において一番化を目指すというアプローチもあると考えられます。

ただし、こうした考察は、あくまで小売業、飲食業などの、
BtoCのビジネスにおいて見られた取り組みで、
BtoBにおいて同様の取り組みが可能であるかは定かではありません。

今後、BtoCとBtoBにおける進出方法の方向性・違いも視野にいれながら、
海外に目を向けてコンサルティングに取り組んでいければと思います。

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